いよいよ”詰み”か
9月に入りました。私の大学教員へ転身するチャレンジも、いよいよ「詰み」が見えてきました。昨日締切の公募3件、先週金曜日締切の公募1件の書類審査結果がどうなるか…。今週中にどこからも御連絡が無ければ「詰み」がほぼ確定となります。
既に結果が判明している公募のうち、1件は現職場の教員から推薦して頂いたのですが、「査読論文の数が足りないため難しい、と報告を受けた」とのこと。やはり、現職…いや、前職で基礎研究ではない実務経験を積み上げていた時点で勝負はついていたのです。実務家教員が大学教員になれる可能性は総じて万が一の確率であり、今の自分は、絶対に当たらない宝くじをたくさん買っていたようなものだった…と。
さて、書類審査で落ちる順番は、
- 専門分野違い:門前払い
- 査読論文数不足:足切り
- 研究教育実績や今後の抱負の内容不足:生き残った人同士の競争領域
- それ以外:不測の事態
となります。私は書類審査に落ちたほぼ全て1か2の理由で落ちています。仕方ないと言えばそれまで。この内容を読んで、私を見下したり、マウントをとりたがる研究者もいるでしょう。残念ながら、それもまた人間の本性です。ただ、それを表に出して攻撃するような研究者は「人間としてたかが知れてる」人と私は考えます。
大学教員は査読論文至上主義。それに負けた時点で、大学教員になることは金輪際あきらめなければならない。それと、実務家である社会人が博士号を取得する理由として「大学教員になるため」と考えている人は、自分の年齢と家庭状況を踏まえて考え直して欲しい。それが今の私が語れる事です。
このblogは、私が昨年~今年応募した24件の公募の結果が全て確定した時点でまとめを書いて、更新を終了します。そして、これからの世代の人が自分と同じ”しくじり”をしないように*1、Hatena Blogが消滅するまでこの記録を残し続けたいと思います。