実務家教員、人生の岐路で生きる事に挫折した

エンジニアから実務家教員になった筆者が、再び人生の岐路に立って、生きる事に挫折するまでの記録を綴るblogです。

家族への説得

 転職活動をされている方のほとんどが、ご家族への説得で苦労されているかと思います。我が家もです。

 

 転職にあたって、最大の難所はどこだと思いますか?配偶者?自分の実の両親?いえいえ。義父母(特に義母)です。特に奥様の方であれば、なおさらです。

 

 私も、現職へ転職した時は義母に強い難色を示されましたが、とあるきっかけで義母の態度が一気に変わりました。まぁ、なんというご都合主義…。

 

 我が家の場合は、基本的に私自身があれこれ言わないようにしています。口喧嘩では男性は女性には敵わないものですし、うっかり関係悪化につながらないように、全てを妻にお願いしています…。

 

 義母的には、「実家住まい」「実家から通勤出来る所で勤務している」という2点で安心されているようですが、肝心の収入面に関しては「毎月の給与のみでは赤字」で、期末手当での補填でギリギリという状況です。更に、妻が病気で働けなくなっている等の事情も重なり、家計の赤字は膨らんでいます。そういう意味でも、この大学教員への転職というのは、まさにDEAD or ALIVEです。

 

 私にとっての大学教員への転職のメリットは「人生の目標である大学での教育研究活動の実現」「家計の黒字化」「メンタルの大幅改善」という、まさに「自分が心をしっかり保って生きるために不可欠」な事です。デメリットは、実家に残す親の事が気がかりなことと、指導半ばになる学生達に申し訳ないと思うくらいでしょうか。

 どうか、大学教員を目指す方のご家族の皆様には、「大学教員は全国、全世界がリングである」事をご理解頂きたいです。公立小・中・高の教員は各地方自治体内での転勤が多いのですが、大学教員で一カ所に長居出来ない立場の人(主に准教授以下の若手の人)にとっては、キャリアアップ=転職であり、全国、全世界が舞台となりますので。

 

 どちらにしても、本格的な説得のスタートは面接審査の嬉しい結果が1つ以上届いた所からなのですが。これを書いている時点では、まだどちらからも来ていません。

 

 余談ですが、今日は職場の月例会議。オンライン出席になっているので出席(回線をつなぐだけ)はするのですが、ここ数ヶ月、とある教員(私ではありません)の愚痴こぼし会議になっているので、はっきり言って生産性がありません。